ヘルシンキのヴィンテージなホテル
- anna kobayashi

- 2024年11月25日
- 読了時間: 4分
秋らしい気候をあまり感じることなく
朝晩は本格的な冬の寒さになってきましたね。
ヘルシンキの天気予報も、なぜかほぼ毎日
見ることがルーティンになっているのですが、
最高気温も1桁で雪も降っているので
日本で寒いとか言ってられないよなぁ、とも
思ったりします。
さて、今回のブログでは、今年の夏に滞在した
ホテルについて書いてみたいと思います。

その名も『 ホテル アンナ 』。
初めてフィンランドを訪れた時から存在は
知っていて、私と同じ名前だし、いつか
泊まってみたいな〜と思っていたホテル。
空港からの電車をヘルシンキ中央駅で降り、
トラムに乗り換えて向かいます。
荷物がなければ、中央駅から徒歩15分くらい
なので、お散歩しながら帰るにはちょうどよい
距離感だと思います ◯

正確な建築年数は分からなかったのですが、
時代の流れに沿いながら少しずつ改装を重ね
とても長い間、この場所から街を見守っている
とのこと。
受付で働いているフルタイム従業員の方は
5名中、4名が22年以上働いているそう!
初めての滞在だったけれど、とても安心感が
あったのは、その方たちの醸し出している
雰囲気だったのかな。
フロント近くにあった待合室にて。
壁のグレーやソファの深緑、照明の橙色など
色合いが好みの空間♡
ヒーターや出窓だけでもかわいいのに、
トイレの扉のパーツなど小さなところも
すてきで、視覚が忙しい、、。

今回泊まったお部屋は、最上階の7階。
エレベーターが6階までしか止まらないので
そこからは階段にて、、。
こじんまりとしていて、清潔なお部屋。
フィンランドのホテルは、部屋に椅子や照明が
たくさんあるところが多い気がしていて、
小さな光でゆったりとくつろげるイメージ。
ただ、夏は19時でも白夜でこの明るさなので
ロールカーテン+分厚いカーテンで暗さを確保して
しっかり寝れるようにすることが大事です。

建設後に増築された7Fはとても眺めがよく
これぞヨーロッパという借景を味わえたのですが、
エアコンのないヴィンテージホテルの最上階は
本当に暑くて、、
フィンランドは湿気もなく、夏でも最高気温が
20℃前後のことが多いのですが
気候変動の影響を受けてなのか、ここ数年は
10年前よりも暑い印象です。
ホテルのインスタグラムでも紹介していた部屋
だったので、自慢の眺めのお部屋を手配してくれた
のかなぁ、と前向きに思うことにして、、
外より暑い部屋での滞在を、小さな扇風機で
凌ぎました。

暑いお部屋を抜け出して、、
ヴィンテージホテルの共用部をお散歩。
絨毯の色や柄、ルームナンバーの書体なども
とってもかわいい♡
この歴史が積み重なった雰囲気は、
いま作りたいと思って似たような部材を揃えても
同じように作れるものではないと思っているので、
こういった建築物が長い間のこせる環境を
とても羨ましく感じます。

廊下に設えてあった、オープンな本棚。
artekのものかな?と思ったのですが
よくよく見たら、私の知っているデザインとは
違ったので、どちらのものかは分かりませんが
たまご色の壁と本棚の感じが
とても好きだったな〜。

ホテルの朝食はバイキング形式のことが多く、
フィンランドの今の食の流行り?を感じられる
気がしていて、いつも楽しみにしています。
バイキングに置いてあるクッキーが
近くのスーパーで売っているものだったり
するので、お土産選びの参考にもなります。
大きいサイズのものをカットして提供していた
ヴィーガンのカルダモンロールが本当に
美味しくて♡
滞在中にいくつ食べただろう、、笑
・・・・・・・
冷蔵庫に誰かの食べ残しが入ったままだったり
ティッシュペーパーがなかったり、
タオルウォーマーから漏水していたりなどなど。
日本ではあまり起こらなそうなことがことが
いろいろあった滞在でしたが、これまで泊まった
ホテルの中で、なぜか満足度が一番で!
私はこのキッチリカッチリしていない感じが
フィンランドに居心地の良さを感じる
ひとつの要素なのだなぁ、と再確認。
誰かのホテル選びの参考になれば嬉しいです。

コメント