アアルト夫妻の代表作 パイミオ サナトリウムへ①
- anna kobayashi

- 2024年8月5日
- 読了時間: 4分
映画 AALTO を観てからというもの
いつかは訪れてみたい、と考えていた
パイミオのサナトリウム。
ただ、行き方の情報があまりなかったり、
使いたい鉄道が工事中だったりして
行き方を調べるのに一苦労、、。
はじめて訪れたサナトリウムは
特徴的な建物もさることながら、
結核患者さんの療養のために考えられた
照明や椅子、壁の色までもが優しい設計で
とてもとても感動しました。
好きな方にはぜひ行ってほしい、と思い
今回の ① では、サナトリウムへの行き方を
メインに書いてみたいと思います。

絶賛、超円安中、、ということで
なるべくお安く、公共交通機関を中心に使おう
と調べていて、今回はバスに乗って移動する手段を
選びました。
ざっくりの流れを書くと、
ヘルシンキ→トゥルク→パイミオという流れで
バスを乗り換えていくかたち。
まず、ヘルシンキ中央駅近くの
カンピショッピングセンター地下から、
長距離バス「 OnniBus 」に乗車します。
事前に Web から予約をして、当日はその
購入画面を見せるだけ。
購入画面には自分の乗るバスの番号も
書いてあるので、どのバスに乗ればいいか
とてもわかりやすかったです。
値段は日によって変動するようですが、
この日はふたりで片道24ユーロほどでした。

2時間ほどバスに揺られて、
フィンランド最古の都市、トゥルクに到着。
なぜにこんな大きな HESBURGER の看板が!?
と思いましたが、ヘスバーガー発祥の地は
トゥルクだったのですね〜。
「 OnniBus 」は、トゥルク駅近くのバス停
「 Busstation plattform 3 」というところに
到着するのですが、パイミオ方面に行くバスは
ここから5分ほど歩いた、別の場所から乗車します。
バス停近くにある待合室のトイレは有料だったので
到着前に「 OnniBus 」内のトイレで済ませるか、
近くのカフェで借りることをおすすめします。

到着したバス停から5分ほど歩き、
「 Puutori square 」というところに到着。
Google Map で調べると、すぐに見つかりますよ ◎
パイミオ方面のバスは、PT5 というバス停から。
トゥルクからパイミオ方面までは、
トゥルクの市バス「 Foli 」を使います。
ヘルシンキで使う「 HSL 」アプリのように、
こちらも事前にアプリをダウンロードして
乗車チケットを購入することができます。
往路は、サナトリウムの最寄りのバス停まで
1時間くらいだったので、バスに乗る直前に
一番安価な2時間乗り放題のチケットを購入。
バス乗車時に、QRコードを読み込ませます。
ちなみに、同行者がいる場合は
1人がまとめて買うこともできました。
行く場所によっては1日乗車券の方がお得な場合が
ありそうなので、事前に調べてみてくださいね。

Foli バス車内の様子。
すっきりとした色合いの内装と
広々とした座席と足元で、とても快適でした。

トゥルク出発時は街の風景も楽しめますが、
途中からは、このような田園風景が続きます。
とっても癒される〜。
でも、寝たら降り忘れそうなので、、
がまんがまん。
途中、パイミオ、という地名やバス停が
たくさん出てきて、ここではないの??
間違えてない?? というシーンがたくさん
あるのですが(笑)
サナトリウムに一番近いバス停は
「 Ruokolinnantie 」という名前なので
くれぐれもお間違えのないように!
ここまでバスに乗っていた乗客が私たちだけで
運転手さんが「サナトリウムに行くの?」と
話しかけてくれ、帰りは反対側にあるバス停から
乗るようにね、と親切に案内してくれました。
キートス!とお礼を言ったら、アリガトウ!と
日本語で返してくれたり(笑)
全く知らない土地での、地元の人との交流は
なんだか勇気をもらえます。

「 Ruokolinnantie 」というバス停で降り
少し歩くと、このように二手に分かれる
道がでてきて、右側に行くと
ついに、サナトリウムの看板が ♡
バス停からサナトリウムまで、徒歩5分くらい。

映画で観た建物が見えてきた時、
本当に実在したんだ、と
うるうると感動してしまったわたくし。
遠かったけど、頑張って来てよかったと
思えた瞬間でした。
さてさて、次回の ② では、
サナトリウムの中の様子を綴ってみたいと
思いますよ〜、お楽しみに!

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